商談

絵画や版画などの美術品は、個人で扱うより業者に買取を頼む場合が多いです。
骨董品と同じく版画などの美術品は、歴史的な価値があるものが多いです。
しかし、その歴史的価値は個人ではなかなか見抜けないのが現状です。
ですから、買取に業者を頼るのです。

一昔前は、今のように盛んに「骨董市」なんてなかったはずです。
棒テレビ局の「お宝鑑定団」という番組が火付け役になったのです。
版画などの美術品にも値段をつけ、場合によっては買取ってもらいます。
このスタイルが一般的になって、まだ日は浅い気がします。
それより以前にも「買取」はありましたが、こんなに一般的ではなかったはずです。

絵画や版画などの美術品が好きな人や茶道具などの骨董品が好きな人は、昔からいます。
しかし、愛好家同士での交流があったと聞いています。
そこの場での商品の売買はあります。
昔は。
今よりも「物を大事にする」時代です。
売るということが、あんまりメジャーではない時代であったと言えます。

お金を握る手

業者に査定を依頼するのであれば、しっかりと鑑定できる機関を知っておく必要があります。
鑑定にはお金がかかります。
買取業者で鑑定をするのは避けるべきです。
版画を売る場合、エディション番号を確認すると共にどのようなアルファベットが書かれているのかにも注目しましょう。
数字だけなら、その数字が大きければ大きいほど再販するときは安くなります。

版画には、アーティストプルーフと呼ばれる試し刷りがあります。
これは他のエディションとは違い、枚数にも限りがあります。
特に作家が好んで作ったケースが多く、その価値も高くなることがほとんどです。
しかしながら機械を使って刷った版画では、必ずしも同じように値段が高騰することはありません。

多くの枚数を印刷するリトグラフなどでは、その工程のほとんどを機械任せで行ないます。
一枚にかかる費用は、実に驚くばかりの低価格です。
一時期は飛ぶように売れた作品でも、数年立てば無価値にならないとも言えません。

お金

美術品の販売には知識が必要となります。
以前買った美術品を買取してもらう場合にも、出来れば自身でリサーチをするのが良いでしょう。
絵画の場合なら、はがきサイズがいくらになるのかを調べることは可能です。
日本の作家であればなおさらです。
海外の作品なら、過去のオークションがその値段の目安になります。
ただし飽くまでも目安であり、業者によっては必ずしも通用するとは限りません。

印刷された作品を売る際には、希望価格よりも値段が大幅に落ち込むことが考えられます。
印刷の種類によっても値段は変わります。
一概に、リトグラフやシルクスクリーンと呼ばれる印刷法で作られた作品は、買ったときと手放すときとでは値段に天と地ほどの違いが出てきます。
これは刷られる枚数によっても決まります。

購入する場合、エディション数が残り少なければ値段は上がります。
だからと言って、数年後にその作品が高く売れるといった保証はありません。
版画を買うのであれば、エディション数をよく確認するのも賢い方法です。

絵画

近年、美術品を買取する業者が増えてきました。
自社で査定を行って、必要ならば鑑定もしてくれます。
ところが、そのほとんどが本来の価値からは程遠い金額で取引を行ないます。
それは偏に、その品の価値を所有者が十分に把握していないことに原因があります。

買取り業者は商売で行なっていますから、良い物をなるべく安く買おうとします。
美術品の価値は需要と供給のバランスの上に成り立っています。
マスターピースの場合なら別でしょうが、量産された版画ともなれば価値は一気に下がることも少なくありません。
買値は法外な値段でも、売値は二束三文にならないとも限りません。

嫌な思いをしないようにするには、その物の本当の価値をしっかりと知ることです。
オークションなどに出向き、自分自身の目で確かめるのが良い方法と言えるでしょう。

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